保育士資格を取得するには

ニーズの高まる保育士

昔は結婚したら女性は専業主婦になったり、子供がしばらく大きくなるまでは家庭に入ったりというのが当然の流れでした。
しかし、近年では男女差別が減り女性も社会進出をしています。
社会での女性のニーズも高まっていますし、育児をしながら仕事をすることも当然なことと捉えられるようになっています。

また、最近では長く続く不況の不安や金融危機、終身雇用制の崩壊といったことから老後の蓄えについてしっかりと早いうちから考える必要が出ており、この問題は深刻です。
途中でリストラにあったり賃金カットになったり、会社が倒産したりということも考えられ、夫婦共働きができるならばその方が安心という面もあります。
そのため、女性が働きに出ることはどんどん増えており、そのためには子供を預けられる保育園は重要な存在です。

待機児童の数も多く、保育士はこれからどんどんとニーズが高まる仕事です。
需要も多いので働き口も多いですし、資格を取得すれば一生働くこともできます。
実際の保育士に特化した求人サイトを見てみても、地域により差はありますが、たくさんの保育園が保育士を募集しています。また地方の方が保育士の絶対数が少なく需要が高いこともあるので、通える範囲の首都圏や、地元の求人もチェックしてみることをおすすめします。
特に待機児童の数が多い千葉県では保育士の争奪戦が行われているので、今すぐ転職したい方や、求人を厳選したい方におすすめです。
例@千葉の保育士求人サイト【保育のお仕事】

ここでは、そんなやりがいのある保育士になるためにはどうしたら良いのかを紹介していきます。

保育士になるために

保育士として働くには国家資格を取得する必要があります。
資格の取得方法には2つあり、大学や短大、専門学校の保育士養成課程を修了するか、一年に一度行われている保育士試験を通過するかのどちらかです。

保育士養成課程というのは大学や短期大学に通う必要があり、取得するのには最低2年、大学に進学すれば4年間かかります。
それに対して保育士試験を受験する方法は、受験資格さえあれば誰でも受験できるので最もリーズナブルで簡単に取得できる方法であると言えます。

ただし、保育士試験の合格は簡単なものではありません。
試験科目も多いですし、覚えることもたくさんあります。
そのため、毎年の合格率は1割程度です。

ただし、3年間は合格した科目が有効となるために、自分でスケジュールを組み3年かけて勉強して受験する人も多くいます。
仕事や家事、育児の合間に勉強ができるということで、最近では受験者数を増やしています。

保育士試験の受験資格

保育士試験を受験するには、受験資格を満たしている必要があります。
基本的には高校、短大、大学を卒業していれば、保育に関する学科でなくても受験資格があります。
海外の学校を卒業していたり、専門学校だったりする場合には保育士試験事務センターに確認をして受験資格があるのか問い合わせなければなりません。

また、幼稚園教諭の免許を取得していたり、保育園での実働経験があったりすれば試験科目の中に免除科目が出てくることがあります。
こちらも、細かな取り決めがあるので要項を見て自分が該当するのか確認し、免除される場合には出願時に書類を添付すれば免除申請も行うことができます。