私たちの暮らしになくてはならない市町村職員のお仕事

市町村職員とは

市町村職員は、地方公務員として全国にある市区町村の自治体に勤務してその役所内の仕事をする職業です。

地方公務員は各都道府県および市区町村で独自に募集をされており、それぞれの地域内の公共業務ごとに採用をされるようになっています。

地方公務員にもいくつかの種類があり、初級・中級・上級と試験区分が分かれているのが特徴です。
さらにそれら試験に合格してからの採用先としては、都道府県庁職員や政令都市職員、市役所職員といった場所があります。

なお役所の職員以外にも警察や消防、学校教諭・事務、福祉系施設職員などといったものも、まずは同じく地方公務員試験に合格をしてから選ぶ仕事です。

市町村職員としての主な仕事としては、その町の治安やインフラ整備、ゴミの回収、街の美化、公園の整備といったものを扱っていきます。

一般市民にとってわかりやすいものとしては、住民票や戸籍の管理、各種窓口での受付といったことでしょう。

市町村職員の仕事をは大きく4つに分類することができます。
・住民の暮らし
・健康福祉
・環境まちづくり
・管理

市町村職員として採用されたあとにどの課に配属されるかはある程度は希望が聞かれますが、基本的には採用後に自治体の事情により配属先が決められるのです。

市町村職員になるには

市町村職員になるためには、まず必ず地方公務員試験に合格しなくてはいけません。
試験は三段階に分かれていますが、それぞれ学歴により受けられる試験区分が変わります。

具体的にはⅠ類(上級)が大卒程度、Ⅱ類(中級)が短大卒程度、Ⅲ類(初級)が高卒程度となっています。

明確にアナウンスされているわけではないのですがⅠ類採用は幹部候補、Ⅱ類・Ⅲ類採用は一般職となっているようです。

ただしこれは全国どの自治体でも一緒というわけではなく、初級合格者と上級合格者で出世のペースに変わりがなかったり、高卒でも上級試験を受けられたりとさまざまです。

人口の多い都市部では受験条件が厳しく決められていますが、地方都市は比較的ゆるやかに制度が決められているので、そのあたりはよく調べて試験を受けるようにするのがよいでしょう。

やりがい、魅力

市町村職員の魅力は、その地域の発展のために仕事をしていくことができるという点です。
最近では地元出身者に優先的に勤務をしてもらいたいとして、地域外の学校に進学をする学生に対し、将来Uターン就職をすることを条件に奨学金を出すというところもあります。

地元で就職したいと考えている人なら、将来にわたり安定的に仕事をしていくことができる市町村職員は非常に魅力的であると言えるでしょう。

市町村職員の窓口業務では何らかの困った問題がある人からの相談を受け付けますので、そこで人のために役立つ仕事ができるということもやりがいです。